今月のポイントMonthlyメール

透析医療機関経営者に役立つ今月のポイントMonthlyメール

透析マネジメント / 病院管理者のためのメルマガ / 2008年2月号

今月のポイントMonthlyメール2008年2月号

┃意識するか、しないかで天と地の差を生む!    2008年2月号
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…
┃      今月のポイントMonthlyメール   
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…
                      医療経営戦略研究所

◆
 不況が最高のチャンスを生む
 
<解説>
不況が最高のチャンス!!
そう聞いて、「?」が頭の中を巡ってしまったでしょうか。

これからお話する内容は、
この情報化社会の中で日々発信される情報に扇動されることなく、
自分達の目の前にある組織と目の前の患者さんにしっかり目を向けて、

「どうしたらより良い医療を届けることが出来るか?」

「組織の成長を促進させて、その成果をどのように高めていくか?」

医療経営を、自分の道筋をしっかり考える為に、
改めて‘医療の特性’を確認するというものです。

○------------------------------------------------------
 不況に動じない市場
○------------------------------------------------------

まず、一般市場と医療市場を比較してみましょう。

一般市場では不況になると消費者は物を買わなくなり、
いわゆる買い控えが起き、高額商品も売れなくなります。
また、生活用品については少しでも安いものを買おうという
インセンティブが国全体に蔓延し、物の値段が下がります。

このように全体としての消費が低下すると、一般の企業は大変です。

これまで高い価格で経営を維持してきた企業は、
消費者の動向に併せて価格を安くすればするほど、
利益が出ないということになります。

そうすると、従業員の解雇や工場の閉鎖等で
何とか利益を出し続け、存続の道を歩み始めます。

ここで重要な関数は価格と販売量になります。

それでは、私達の市場である医療市場ではどうでしょう。

医療は‘規制業種’というもので事業を行うのに
国や自治体の許認可が必要な事業、
謂ゆる‘許認可事業’になります。

しかし、規制されているものはそれだけではありません。

医療の価格についても政府により完全にコントロールされているのです。
数ある‘規制業種’の中で、これほど強いコントロールに晒されている
‘規制業種’は他にありません。

一般市場の商品価格は需要と供給で決定(変動)されています。
供給が多く需要が少なければ価格は下がり、
これとは逆に供給が少なく需要が大きければ
価格が上がってゆきます。
また、経済学では価格が需要と供給の調整弁という見方をします。

しかし、医療市場では完全に政府が価格を決定している為に、
価格に関して需要と供給とは無関係なのです。

不況でも好況でも価格が需給(需要と供給)によって
変動しないというメカニズムになっています。

ここが一般市場との大きな違いであり、ポイントです。
この違いこそが医療経営にとって大変有利な条件になるのです。

このことは需要についても同じで、
一般市場では不況になると需要が落ち込むのですが、
経済学者の研究によると医療需要はほとんど変化しない
という結果が出ています。(多少の需要変動はあるのですが・・・)

それは何故でしょうか? 

いくつかの理由が考えられるのですが、
根本的には医療の「財」としての特性があげられます。
「財」?? 少し専門的になりますが、
市場で取引されている物のことを「財」といいます。

○------------------------------------------------------
 あればあるに越したことがない
○------------------------------------------------------

こんな言葉を聞いたことがありませんか?

‘生産財’とか‘消費財’、そうです、この「財」のことですが、
医療の「財」としての特性は何でしょうか?

少し他の生産財や消費財の特性とは異なります。

医療のような財は価値財(メリットグッズ)といわれています。

その定義は、あればあるに越したことがない「財」というものです。

例えば、車を所有するのは一家で1台程度でしょう。
田舎に行けば2台から3台という家庭もあります。
しかし、10台という家庭はないでしょう。
テレビも一家で10台というのはありませんね。

しかし、医療はどうでしょうか、出来るだけ良い医療を求めて、
様々な医者にかかったり医療機関を変えたり、
はたまた海外にまで行くケースさえあります。

つまり、医療消費者にとって終わりというものはありません。
特に慢性疾患の場合は尚更です。

そして更にそれを助長するのが日本の保険制度なのです。
自己負担が高いと言っても、あくまで一部の負担で済みます。

益して、特殊な疾患や高額な医療費は減額措置もありますし、
税金の減額まであります。

このような構造ですから、景気が悪くなったから
医療機関に行くのを手控えるといった行動は起こりにくいのです。

つまり医療の総需要が景気の変動で変化することはありません。
どうでしょうか? こんなに良いことってありませんよね。

医療の価格は政府により守られ、景気の変動による需要変動もない。
つまり、常に一定です。

だから、医療市場は景気に左右されないということになります。
これが、医療の構造的な特性です。

景気の変動で一喜一憂する必要はないのです。

さぁ、これで一安心! 
自分のやるべきことに集中しましょう。

Copyright(C) 2008 Institute of Healthcare Management Strategy,Inc 

今月のポイントMonthlyメールに登録する

透析医療機関のTOP5%を目指す戦略研クラブ
スタッフ募集
ビデオDVDの販売
透析医療機関の経営に役立つセミナーのご案内
講演依頼
送信フォーム
医療経営戦略研究所
戦略研クラブ
透析患者.com
透析スタッフ.com