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透析マネジメント / 病院管理者のためのメルマガ / 2008年6月号

今月のポイントMonthlyメール2008年6月号

┃意識するか、しないかで天と地の差を生む!    2008年6月号
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┃      今月のポイントMonthlyメール   
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                      医療経営戦略研究所

◆
 イノベーションの起きない業種・業界はない
 
<解説>
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 当たり前からの脱出
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イノベーションの起こらない業種・業界は多分、存在しない。
いたるところにイノベーションの芽があることを強調したい。

いくつかの具体例を紹介しよう。

理髪店というと「待ち時間も散発時間も長いし高い」というのが
一般的な印象だが、この常識にイノベーションをもたらしたのが
カットのみ⇒10分1000円でお馴染の‘QBハウス’である。
この「速いし安い」が大ウケして東京駅や羽田空港などにも進出して繁盛している。

また、生花店の新ブランドとなっている‘青山フラワーマーケット’も、
368円のミニブーケを売り出して生花店にイノベーションを起こした。
仕入れ値1本100円のバラが店頭で700円にもなる業界の常識に
疑問を持ったことが新しいビジネスモデルを誕生させた。

そして、フランスのサーカス団‘シルク・ドゥ・ソレイユ’。
サーカスは衰退産業になっているが、このサーカス団はそこに徹底して
ストーリー性や芸術性を持ちこみ、更にはサーカスに不可欠と考えられてきた
ゾウやトラ、ライオンなどの移動費用やエサ代など一番コストのかかる
動物も使わないようにした結果、効率化に成功した。
利益性のあるショービジネスとして成功している。

更にもう一つ、北海道旭川市の‘旭山動物園’もその例である。
動物が活き活きと、それこそ楽しそうに動き回れるように
其々の動物本来の生態に着目した新しい展示方法を次々開発し、
閉園寸前から日本一の来園者数を誇るまでになったのだ。

こういった例は古く凝り固まった常識(=メンタルモデル)に挑戦し、
新しいビジネスモデルを構築したという点でイノベーションであると言える。

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 新しいアイディアが革新に!
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みなさんの医療界、透析施設も例外ではない。

ある透析病院の取り組みを紹介しよう。
病院スタッフが揃って「これからどうやって更に良い医療をやっていこうか」、
「患者さんは一体何を求めているのか」ということについて、会議を行った。

その会議では、「確かに、医療だから質とか技術を高めることは大事だが、
患者さんはそれ以上にもっと楽しいことを求めているのではないか」という意見が出た。
「では、楽しいことって何??」を巡る議論の中から
「一人でやるのは腰が引けるけど、みんなで散歩してはどうだろう??」と話が弾み、
「散歩クラブ」が出来た。
それが患者さんにとても好評をよんでいるという。

一見、「イノベイティブ」と呼ぶにはふさわしくない例に見えるかも知れない。
しかし、イノベーションというのは何か大それたことを行うことのみを指すのではなく、
ちょっとしたことあっても、従来と全く違う発想や思考の転換による行動も含まれるのだ。
むしろ、こういったことが大きな変革に繋がっていくのかも知れない。

この病院の例でいえば、
(1)上下関係に関わらず、フラットに意見を出し合う機会をつくった
(2)「患者さんが楽しめる医療」という顧客志向の視点で意見を出し合った
という2点においてまさにイノベイティブと言えるのではないだろうか。

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 自分たちの状態・考え方と向き合おう
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みなさんが、まず取り掛かるべきは何か?

それは、自分たちの「立ち位置」(ポジショニング)を確認するプロセスを持つことである。
「今、どういう状況・状態に置かれていて、そこにどういう問題・課題が発生しているのか」
についての認識と理解がないと、変化や行動への動機づけはできないからだ。

例えば
■患者数の推移はどうなっているのか
■どういう経路で紹介されたり、どこに移っているのか
■競争環境はどうなっているか
■マーケットシェアはどのくらいか
■医療政策の影響はどのくらい出ているのか
■コントロールできるものとできないものとは何か
■将来はどこを目指しているのか
といったことを自分たちで簡単に分析するだけで大体のトレンドが分かり、
自分たちのポジショニングが見えてくるはずだ。

こうした気づきが1つの動機づけになる。

そこから、細部に渡る課題が浮き彫りとなり、
自分たちの「イノベーション」の出発点が見えてくるのである。

Copyright(C) 2008 Institute of Healthcare Management Strategy,Inc 

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